着床の窓を検査して着床率アップ!

着床の窓の検査

「着床の窓」という言葉を知っていますか?
卵子提供プログラムでは、卵子ドナーからの卵子提供を受けて受精させ、胚盤胞をつくりPGSを行った上で胚を凍結します。

凍結胚移植に際しては奥様のホルモン補充周期で内膜の調整を行い、内膜の状態が良い状態で、形態良好な凍結胚を移植します。
この場合の着床、妊娠の可能性は通常の場合よりもかなり高くなります。
妊娠率が高いのです。
ところが、卵子提供プログラムが正常に進行しても、
着床せずに妊娠しないという例があります

これを反復着床障害といいます。
反復着床障害の理由は多々ありますが、なぜ着床しないのか、その理由がなかなか判明しないのが実情です。

このような反復着床障害の方は、着床の窓がズレている可能性があります。
2013年にスペインで行われた研究ですが、
ERA(Endometrial Receptivity Array)遺伝子の内の4つの遺伝子が、
いずれも着床期に発現が増強されるのが分かったのです。
ERAとは子宮内膜受容アレイのことです。

このため移植予定日に移植をする代わりにバイオプシーと言って、子宮内膜の一部を検査に提出するERAテストを行います。
通常は黄体ホルモン補充6回目にあたる日に移植を行いますが、その日に移植はせずにERAテストを行います。

ERAテスト行って異常を認めると、着床の窓がズレている可能性があるのです。
エコー検査だけでは、絶対的な着床のタイミングが分かりませんので、ERAテストによって、着床の窓が確定すれば着床率を上げられることになります。

この検査をおこなっても異常がなければ、通常通りに移植を行うことができ、移植日の変更は必要ありません。

それでは、着床の窓はどれくらいズレるのかというと、2日間というケースが多いようです。
ホルモン補充周期で5日目が通常だとすると、7日目が適切な移植時期となるケースです。

前述のスペインの研究では胚移植不成功者の実に70%の方が、着床の窓の開く時期がホルモン補充周期7日目だったと述べています
そして7日目に胚移植をおこなった結果、着床率、妊娠率、妊娠継続率ともに大幅に上昇する結果だったということです

最近は、日本国内でもこのERAテストを受けることができる婦人科クリニックが増えています。
日本のクリニックでは子宮内膜の採取を行い、細胞の詳細な検査は海外に送付して、海外の検査機関で行っているようです。

内膜も万全なのに、何回正常な胚を移植しても成功しないという方、ERAテストを受けることを検討されてはいかがでしょうか?

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